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【令和3年度の障害福祉サービス等の報酬改定】

~「障害者虐待防止の更なる推進、身体拘束等の適正化の推進の取組み方」~

 

令和3年度の障害福祉サービス等の報酬改定における主な改定内容のひとつとして、「障害者虐待防止の更なる推進、身体拘束等の適正化の推進」を掲げ、虐待防止委員会の設置、身体拘束等の適正化のための指針の整備といったことが求められています。

 

 普段から虐待や身体拘束といったことが起こらないよう職場環境の整備や職員の研修をどのように行い、実行していくかということが重要です。

 職員が虐待をする背景には、職場でのストレスが原因の場合もよく見かけられます。職員のストレス度合いを察知するツールとして

「障害福祉施設等における障害者虐待の防止と対応の手引き」に掲載されている

「労働環境・条件メンタルヘルスチェックリスト」(下記URL掲載)を活用しては如何でしょう。

https://www.mhlw.go.jp/content/000686499.pdf

また、職員の研修に使用していただく資料として「障害者虐待防止の理解と対応」(下記URL掲載)を活用いただくことで、短時間でも分かりやすい研修が行えるかと思います。

https://www.mhlw.go.jp/content/000686501.pdf

上記の取り組みは、小規模事業所の負担にならないような配慮もされています。

社内での研修が難しい場合は、地域の基幹相談支援センター等が実施する研修に参加することも認められています。

 また、今後、小規模事業所における望ましい取組方法について調査研究が行われ、令和3年度中に具体的な手法が厚労省から示される予定です。